【2026センバツ分析】中京大中京のエース安藤 「力を抑えて」打たせて取れるか?
明日は、いよいよ帝京対中京大中京の2回戦です。
もちろん私は大の帝京ファンですが、今回はあえて中京大中京の視点から勝ち筋を考えて
みたいと思います。ポイントは中京大中京の絶対的エース**安藤歩叶(あゆと)**が
帝京打線とどう向き合うかです。
■「無双」の裏側に隠れた、東海大会での苦闘
愛知県大会では防御率0.54と圧倒的な数字を残した安藤投手ですが、東海大会のスタッツを紐解くと、別の顔が見えてきます。
準々決勝(岐阜城北): 5回3失点(5安打3四死球)
準決勝(大垣日大): 7回途中3失点(7安打7四死球)
決勝(三重): 4回5失点(6安打1四球)
3試合計16イニングで、被安打18、四死球11。奪三振はわずかに「6」。 数字が示すのは、毎回のようにランナーを背負い(計29出塁)、常にピンチと隣り合わせの投球を続けてきたという事実です。
■「130km台」で帝京の強力打線にどう立ち向かうか
安藤投手はこの冬、神宮大会での3被弾を糧に7キロの増量を果たしました。しかしセンバツ初戦の阿南光戦での最速は141kmにとどまり、大半は130km台の直球でした。 この球威で、帝京の安藤(丈)選手や目代選手といった強打者相手に「力で抑え込もう」とするのは、極めてリスクが高いと言わざるを得ません。
もし長打を警戒しすぎて際どいコースを突き、東海大会のように四死球を連発してしまえば、帝京の破壊力なら一気にビッグイニングを作り、早い回で試合を決めてしまうでしょう。
■「勇気あるクオリティスタート」を目指せ
中京大中京が勝機を見出すなら、安藤投手の「マインドセット」の切り替えが不可欠です。
「シングルヒット、ソロホームランならOK」と割り切る
四球でランナーを溜めないことを最優先し、テンポよく投げる
まずは「6回3失点」のクオリティスタートを目指す
派手に抑えようと力むのではなく、打たれながらも最小失点で凌ぎ、接戦のまま終盤へ持ち込む。その間に、中京打線が帝京の左腕・仁礼投手を攻略するのを待つ――。これこそが、中京大中京が描くべき唯一の「勝ち筋」ではないでしょうか。
技巧派エースが本領を発揮し、帝京打線を上手にいなせるか、帝京打線の「剛」が「技」を上回るのか。明日は、両チームの高度な戦略眼が試される一戦になりそうです。
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